短期で入所できる

ショートステイってどんなところ?

概要

概要

まずはショートステイとはどのような施設なのかを知るところからはじめましょう。ショートステイは、短期入所介護とも言われ、介護が必要な高齢者(要介護者)が宿泊機能のある施設に短期間、入所できるサービスのことです。利用できるのは連続で30日まで、それ以降の31日目からは全額自己負担となります。
在宅介護が増えている今、ショートステイの需要は高まっています。介護に疲れた家族が休みたい時や体調が悪い時、冠婚葬祭などでどうしても家を空けなければならない時に気軽に使える、便利なサービスとして人気があるからです。ただし、4日以上連続して利用する場合はケアマネジャーが作成するケアプランが必要です。
ショートステイを利用できるのは要介護認定1~5の認定を受けた人、特定疾病で要介護と判断された40歳~64歳の人です。ショートステイに入所している間は食事や入浴、排泄の介助、洗濯などの身の回りのお世話、リハビリテーションやレクリエーションといった身体機能の維持・向上に必要なサービスが受けられます。

ショートステイのタイプ

ショートステイには「併設型」と「単独型」の2つのタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
併設型とは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設など入居型の施設に併設しているタイプのショートステイです。利用する場合はこのような施設の部屋にそのまま宿泊します。一方、「単独型」は高齢者向けの施設に併設されていない、ショートステイ専門の施設に宿泊するタイプです。利用料金を含め、詳しく説明いているサイトを下記に紹介するので参考にしてみてください。

短期入所生活介護と短期入所療養介護

ショートステイは「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」に分けることができます。2つを比較し、違う点はどこかを見ていきましょう。
「短期入所生活介護」は食事や入浴、排泄の介助といった生活に必要な介護と機能訓練が受けられる施設です。介護スタッフだけではなく機能訓練指導員も配置されています。宿泊できるデイサービス、と考えると分かりやすいかもしれません。特別養護老人ホームや有料老人ホームなどに配置されている場合が多いです。
「短期入所療養介護」は、リハビリや医療ケアなどのサービスを中心に受けられる施設です。もちろん、食事や入浴、排泄の介助といった生活介護のサービスも受けられますが、医師や看護師、理学療法士といった様々な職種の医療従事者が配置されているのが特徴です。短期入所療養介護のサービスは介護老人保健施設や介護療養型医療施設で受けられます。

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