大きなメリットのひとつ「介護者の休息」

在宅で介護している家族にとっても大切な存在

心身機能の維持と向上

心身機能の維持と向上

ショートステイを利用するメリットのひとつが要介護者の心身機能の維持や向上につながることです。在宅介護は自宅で行われているため、要介護者がリハビリしたり運動したりするには限界があります。ですが、ショートステイではレクリエーションやリハビリを取り入れているので、体操したり、作業療法士による機能訓練を受けることができます。また、家族以外の他人と会うことは気分転換にもなるため、身支度を整えたり、積極的に会話したり、と自宅では見られなかったような行動を取るようになります。

家族の休息になる

要介護者が最期の時を迎えるまで介護には終わりがありません。毎日介護する生活が何年も続く可能性があるのです。その状態では疲れて休みたいと思うのも当然のことですが、手を止めてしまうと要介護者の日常生活に支障をきたしてしまうため、休息を取りたくても取れない人も多いことでしょう。特に主婦は家事や育児と介護を両立しなければならないため、疲労やストレスが溜まりやすいです。休息のないまま介護をしていてはいずれ限界がきて倒れてしまうかもしれません。そうならないために、ショートステイを利用するのもひとつの方法です。
ショートステイを利用し一時的にでも介護から解放され、疲れを癒やすことを「レスパイトケア」と言います。心身がリフレッシュできるので、新たな気持ちで介護に取り組むことができます。
ショートステイはレスパイトケアの代表ですが、レスパイトケアのサービスはそれ以外にもあります。利用シーン別におすすめのサービスをまとめているサイトを以下に紹介するのでぜひ参加してみてください。

急な外出も安心

要介護者が自宅にいるとなかなか家を空けることができません。ですが、冠婚葬祭や急な出張などで家を空けなければならない場合もあります。そのような時にもショートステイは利用できるので、要介護者を1人で自宅に残さずにすみます。介護のプロがお世話してくれるので「留守中何かあったら」といった心配もありません。

1人暮らしの高齢者にも良い効果がある

家族形態の変化などもあり、最近は1人で暮らす高齢者が増えています。高齢になると身体機能が衰えてくるせいか、外出を億劫に感じてしまうため、誰とも会話せず1日テレビを見て過ごすこともあります。その状態では身体機能が低下していくばかりですし、認知症を発症する可能性もあります。ですが、レクリエーションやリハビリを取り入れているショートステイを利用すると、運動したり、他者と交流したりする機会が増え、心身に大きな刺激を与えます。

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